製作工程

七宝焼には、有線七宝を基本に、無線・盛上・透胎・省胎・彩釉(鎚起)・エマイユなど、数多くの技法があります。そして、使用する釉薬も、透明(透け:すけ)・半透明(玉:ぎょく)・不透明(乳色:にゅうしょく)に分けられます。
七宝は各工程全てが専門の職人による分業となっています。それは、どの工程も大変高度な技が要求されるからに他なりません。

こちらでは、七宝の製作工程をご紹介いたします。

通産省指定 伝統工芸品「尾張七宝」製作工程

図案の作成 素地の作成1 素地の作成2
図案の作成
実際の七宝・釉薬の色を見ながら、原寸大の図案を作ります
  素地の作成1
純銅の薄板を張り合わせ、ろう付けします
  素地の作成2
火を使ってやわらかくした後、型に合わせ形成します
下絵書 銀線の植線 ロウ焼き
下絵書
図案にあわせ銀線をつけるため、墨で銅素地にあたりをつけます
  銀線の植線
素地の曲面にあわせ1.5mmほどのリボン状の銀線を垂直につけます
  ロウ焼き
銀線を定着させるため釉薬をふりかけ窯で焼き付けます
釉薬差し 焼成 釉薬差しの繰り返し
釉薬差し
図案にあわせ数十種類の釉薬を用意し、全体に竹ほせなどでつけます
  焼成
十分に乾かした後、窯(850度,15分程度)で焼き付けます
  釉薬差しの繰り返し
焼成後再び釉薬を盛り、色の変化をつけて焼成を3-4回繰り返します
伏せ焼き 研磨1 研磨2
伏せ焼き
最後の焼成でさかさまに伏せて焼き、下がった釉薬を戻します
  研磨1
水をかけ荒い砥石から順に表面を研ぎ、滑らかにしてゆきます
  研磨2
錫の酸化物、ほう炭などで磨き、表面の光沢を戻します
覆輪付け 完成    
覆輪付け
上と下の釉薬止を隠し装飾的意味で銀の輪をつけ、はめつけます
  完成
1ヶ月以上多くの職人の工程をへてようやく完成します
   
         

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